TOP > 邪馬台国への道 | 戻る |
百花繚乱の邪馬台国所在地論争。 設問に答えながら、所在地候補の論拠と矛盾点をやさしく学習できます。 さて、あなたは無事に邪馬台国にたどりつけるでしょうか? |
帯方郡(現在のソウル付近) |
帯方郡から倭に至るには、海岸に循(したが)って水行し、 ・・・狗邪韓国(こやかんこく)に至る。七千余里 |
狗邪韓国(金海付近) |
一悔を度(わた)ること千余里。対馬国に至る。 |
対馬国(対馬) |
南に一悔を度ること千余里 ・・・・・・一大(支)国に至る。 |
一大(支)国(壱岐) |
また一悔を度ること千余里、末盧国(まつらこく)に至る |
《論点T》 地名の一致を重く見るかどうか。末盧国へ至る道は、 距離だけ記載されていて、方向が記載されていない。 |
|
壱岐から最も近いのは、九州松浦の地(肥前の国、松浦郡)である。 この地は、古事記に「松羅(まつら)」と記されている。 地名は歳月によって変わりにくいので、このような地名の合致も重く見る。 「Aの道へ」 |
「古事記」などの地名は8世紀ごろの地名である。 3世紀ごろの地名を残しているという保証はない。 地名についての情報は重視すべきではない。 「Bの道へ」 |