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邪馬台国は99.9%福岡県にあった

大炎上「三角縁神獣鏡=魏鏡説」

天気予報でさえ、「明日、雨のふる確率は、70パーセント」というような表現をする。
確率論や統計学は、いまや、多くの科学・学問分野で共通の言語となりつつある。確率計算を行なう方法こそ、客観的で、確実な証明をもたらす。
邪馬台国論争の混乱を突破(ブレークスルー)し、新しい知見、新世界をもたらす。


本書「序章」の一部を紹介
確率計算を行なう

 この本の題名の、「99.9%」という数字は、たんなる強調表現ではない。
  データにもとづく、根拠をもった確率計算の結果、「邪馬台国が、福岡県にあった確率」は、99.9%以上であることをのべている。そして、たとえば、「邪馬台国が奈良県にあった確率」は、0.1%以下、つまりほとんど0%であることをのべている。
  これは、現代の、ふつうの科学的な基準では、「邪馬台国は、奈良県にあった」とする仮説は、棄却すべきであること、つまり、成立しえないことをのべている。
  邪馬台国論争混乱の原因は、ふつうの科学分野での論理が、この分野では通用しない。または、無視されるところにある。
  この本でのべる内容は、すでに、その概略を、『文藝春秋』2013年10月号や、『季刊邪馬台国』118号などで紹介されている。
  この本は、その詳論である。
  『文藝春秋』で、紹介されたものが、この本の、よい要約になっている。そこで、まず、その文章を、転載させていただく。
  この文章は、私の計算結果と、それについての、現代を代表する統計学者のひとり、松原望氏の見解とを、取材にあたられた河崎貴一氏が、まとめられたものである。
  この計算の方法は、私が、その基本的な着想を得(え)、松原望氏と私が、長時間のディスカッションによって、いわば共同開発したものである。



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