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東日流外三郡誌 「偽書」の証明

東日流外三郡誌「偽書」の証明 真贋論争に終止符を打つ!

谷川健一、安本美典ら12人の強力執筆陣が、「東日流外三郡誌」の致命的誤謬をつき、空前の「偽作」事件の全貌を徹底究明する。


     


本文(『東日流外三郡誌』は五流の偽書・・・谷川健一)より
「東日流外三郡誌」の真偽問題について、これだけ証拠がつきつけられると、これを偽書ではないと反論することはまず不可能である。  (中略)

文章も文法も滅茶苦茶で、拙劣、醜悪の限りを尽くしている。 偽書としては五流の偽書、つまり最低の偽書である。その絵も同様である。

ニセの骨董品屋も引き取らないような偽書を、本物と思いこむのは丸太棒を呑み込むようにむずかしい。

本書目次
・史上最大の偽書『東日流外三郡誌』事件とはなにか安本美典
・『東日流外三郡誌』真贋論争に沈黙は許されない谷川健一 安本美典
・『東日流外三郡誌』は五流の偽書谷川健一
・偽書『竹内文書』との共通性原田実
・和田氏と中野学校との関係高倉盛雄
・虚妄の偽作物『東日流外三郡誌』齋藤隆一
・『東日流外三郡誌』の致命的な誤謬須藤儀門
・菅江真澄と『東日流外三郡誌』の接点田口昌樹
・考古学から『和田家文書』を考察する藤村明雄
・筆跡鑑定からの意見書鈴木政四郎 佐々木隆次
・宗教人から見た『東日流外三郡誌』の疑問辻宗韻
・知の陥穽−−『東日流外三郡誌』幻想の深層構造野々村一助

 
和田喜八郎氏と「東日流外三郡誌」の筆跡の比較  -贋造の痕跡-
「東日流外三郡誌」の発見者である和田喜八郎氏の筆跡と、「東日流外三郡誌」の筆跡は、大変よく似ている。
贋造の決定的な証拠のひとつは、「東日流外三郡誌」と和田喜八郎氏の筆跡に、次の例のように同じまちがいが多数あることである。
  • 「方」偏の書き順が誤っている。
  • 「末」の文字の横棒の長さを誤り「未」のように書いている。
  • 「陽」の文字のつくりの横棒を一本落として「易」のように書いている。「得」「場」も同じ。
筆跡の比較

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